Excel管理からADMANに移行。
売上・利益の集計効率を改善。

これまでは伝票作成および売上・利益の管理をExcelで行っていました。売上伝票・見積書・請求書作成は、Excelの汎用性と柔軟性から大きな問題もなく、むしろ扱いやすい部分もありました。一方で売上・利益の管理面は、社員数とクライアントの増加に伴い正確かつ迅速な集計が困難となっていました。また、電子帳簿保存法の施行により請求書や見積書を電子保管する必要が出てきたことも課題となり、システム導入の検討を本格的に開始しました。

広告会社の商慣習は他業界と比較し独特で、売上項目の種類が多数で長期間にわたる案件も多いなど、一般的な販売管理システムでは対応しきれない部分が多くあります。これまでExcelで管理していたのもそれが理由であり、様々な案件や事象に応じて柔軟に対応できることを優先していました。特に弊社は総合広告会社としてクライアントのあらゆる課題解決に取組んでおり、売上の種類は非常に多いことから、それらに対応が可能な広告業に“特化した”システムを探していました。

システムを探す上で課題の一つはコストでした。コロナ等の影響もあり業績の見通しが不透明な状況で、機能面である程度目をつぶってもコストを優先する方針で検討していました。その中で比較的安価で代用が可能と思われる建設業向けシステムを検討もしましたが、用語の違いや必要な帳票が出ないなどの懸念事項があり候補から外しました。
やはり「広告業に特化した」システムで複数検討を実施。これまでのExcelの作業感に近いものを探しましたが、細かく対応できるが故に入力作業が複雑過ぎたり管理しづらいとの側面も浮彫りになる中、ADMANは各種入力作業も簡便で感覚的に馴染みやすく、コストも他システムに比べ抑えられることが選定理由の1つです。
また、導入を検討している段階より、営業担当より情報をいただいたり弊社の要望にも柔軟にご対応いただいたことが決定への大きな要因です。

決定から運用開始まで、スケジュール管理の徹底や弊社に沿ったフロー等の開発を的確に進めていただいたことで安心して運用をスタートできました。社員教育も弊社の要望に柔軟に対応していただき、初めての販売管理システム導入に対する安心感が高まりました。
導入時は各種計数管理について多様な切り口で実績集計ができるようにカスタマイズをしたことで、課題であった売上・利益の集計を迅速にできようになった点に導入効果を感じています。

導入から半年の中でいくつかの改修をお願いしましたが、こちらも迅速丁寧にご対応いただき感謝しています。その他大きなトラブルもなく信頼感を持って利用させていただいております。社員も操作に大分慣れ、毎月の定例的な作業も問題なく進められています。今後は弊社側内部でもこれらの機能をもっと使いこなしていきたいと思っています。

今後、広告業界はデジタル比率の高まりとともに会社の在り方も大きな変革を迎えていくこととなります。当然DXも一層進展していくと思われますので、より使いやすく他のソフトやアプリケーションとも連携しやすいシステムを構築していただければと思います。また、法改正等への対応も期待しております。