経理の人材不足を解消
システム活用で経理業務を効率化

現代社会の問題である「労働人口の減少」。
様々な業種で人材不足や後継者不足に悩まされていますが、その中でも企業にとって
「お金」を扱う重要なポジションである経理の人材不足が深刻化されています。
本コラムでは長年人材不足に悩む経理担当に焦点を当て、システムを活用するとどのような効果があるのかをご紹介してまいります。

目次
1.経理の人材不足の背景
2.経理の人材不足による問題
3.経理の人材不足の解決策
4.まとめ

1.経理の人材不足の背景

経理の人材不足の背景

経理職は、簿記という共通ルールに沿って業務が進められます。そのため会社が変わっても業務内容はほとんど変わらず、また年間スケジュールもほぼ決まっているので、安定性やライフワークバランスがとりやすいことから人気の高い職種でした。
しかし、昨今では経理職の人材不足が目立つようになりました。
その理由は何でしょうか。

① 労働人口の減少
少子高齢化の問題や団塊世代の退職により、労働人口の減少が現代の問題の一つになっています。
また、厚生労働省によるとバブル崩壊後の長期不況期において若年労働力を十分に採用してこなかったこと等により、技能の継承や人材確保のための対応を迫られている企業様も増加しているようです。

② AIに変わる職種
IT化、AI、DXという言葉を聞くことが増え、経理職もAIに変わる職種という認識が広まりました。
しかしながら、昨今ではテレワークを実施する企業も増えたにもかかわらず、経理職の方は出社を余儀なくされていることもあります。
このような社会と働き方のアンバランスにより経理職を希望する求職者が減少傾向に繋がっていると考えられます。

③ 専門性が高い
経理職には簿記や税法についての知識が必要不可欠です。
会計知識にプラスしてExcel等パソコンスキルも必要となるため、経理職に求められる知識や能力のハードルが高いことも経理の人材不足の一因です。
また、「お金」を扱うためミスは許されません。単純な業務が多いにもかかわらずミスができないという精神的なプレッシャーも経理職を敬遠してしまう要因でしょう。
さらに、経理担当者を中途で採用する場合、未経験者が採用されることはほとんどありません。
理由としては、上記で挙げた通り、経理の求められる人材ハードルが段々高くなっている、企業によってはコア業務の経理以外に財務も兼任する必要があるなど、市場にこのような業務に対応できる人材が不足していることが要因として考えられます。

2.経理の人材不足による問題

経理の人材不足による問題

以上のようなことが原因で経理の人材不足が深刻化されていますが、解決されないとどのような問題が発生するのでしょうか。

経理の人材不足である場合、誰かが経理職を兼任します。
会社の規模にもよりますが、例えば経営陣やそのご家族が経理職を担うこともあるでしょう。
このように経理の専門ではない人が経理業務を行うことにより、ミスの発生や不正が起きやいという状況に繋がります。故意ではなくても処理が不適切でミスが起こり、企業のイメージダウンということにもなりかねません。
また、経営陣が経理業務を兼任する場合は通常業務とのバランスが取れず、パフォーマンスが低下してしまう恐れもあります。新しく経理職の方を採用しても、業務の引継ぎを十分に行えないといった問題も発生してしまうのです。

以上のように経理の人材不足に陥ると、企業全体のイメージダウンやパフォーマンス低下のリスクを負うことになるのです。
では、リスクを回避するためにどのようなことに取り組んだらいいのでしょうか。

3.経理の人材不足の解決策

経理の人材不足の解決策

経理の人材不足の解決策として、システムを導入し業務の効率化を図ることや、専門である企業にアウトソーシングすることが挙げられます。
ここでは皆さまがよく抱えるお悩みとシステムを導入したらどのような効果があるのかをご紹介してまいります。

お悩み1 二重入力が発生し入力漏れやミスが発生している
販売管理システムを使用すると、入力したデータを基に請求書などの証憑の発行や入金・支払管理が行えるため、入力漏れやミスを防ぐことができます。
会計システムとの連携をしていれば二重入力もなくなり、ミスを最小限に抑えることができます。
ミスの原因追及や修正時間に手間を取られることもなく業務効率も向上させることができるのです。

お悩み2 経理業務が属人化され効率的ではない
導入したシステムに沿って業務フローやマニュアルを作成することで、属人化を防ぐことができます。販売管理システムがパッケージ化されたものであれば業務フローやマニュアルも作成しやすいでしょう。

お悩み3 経理のテレワークへの課題
COVID-19の影響によりテレワークが広がったにもかかわらず、経理職の出社の課題があります。それはハンコの押印や請求書などの紙文化によって出社せざるを得ないことです。
現在ではクラウド上で契約書を交わせるサービスもあり「脱ハンコ」「ペーパーレス化」も進んでいるのでこのようなサービスを活用することも必要だといえるでしょう。



4.まとめ

経理の人材不足の根源は労働人口の減少はもちろんのこと、専門性が高いことや正確性を求められる業務の多さによる精神的な負担が大きいことが考えられます。
業務効率化できるツールを導入することやアウトソーシングの有効活用することが経理職の負担を減らす一歩となるでしょう。

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